- 村上もとか 〔漫画家〕
- 【プロフィール】
- 1972年、『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載の「燃えて走れ」でデビュー。その後週刊少年サンデーにて人気作家となる。この頃はモータースポーツの世界や格闘技(特に剣道)など、スポーツを題材にすることが多かったが、いずれの作品も多感な青春や人生についての問い掛けを含んでおり、それは後の作品になるに従って重厚になっている。代表作のひとつ『六三四の剣』はアニメ化、ゲーム化もされ、作品の影響で1980年代の小学生のクラブ活動において剣道が野球と並んだほどの人気を得ていた。 その後は青年誌にも活躍の場を広げ、文学や伝説、外国、近代史、法曹界等も舞台とするようになる。 『龍-RON-』は作者が得意とする格技、格闘技の世界を入り口としながらも、太平洋戦争を背景としたスケールの大きな大河ドラマとなり、現時点での代表作である(主人公の妻は、かつて満映にいた坂根田鶴子をモデルにしている)。 1990年に『ヘヴィ』が、2000年に『NAGISA(なぎさ)』が映画化された。 1982年:第6回講談社漫画賞受賞(『岳人列伝』) 1984年:第29回小学館漫画賞受賞(『六三四の剣』) 1996年:第41回小学館漫画賞受賞。(『龍-RON-』) 1998年、第2回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞 受賞。(『龍-RON-』)
- 【代表作】
- JIN-仁-
龍-RON-
六三四の剣